日々を丁寧に暮らして

ゆーすげのセカンドライフ

しつもんZEN瞑想200日目

200日目は海の瞑想

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須磨の海岸は眩しい光があふれていた。
青い空を写す海の色に
キラキラがこぼれる白い波がしら

波が寄せて返すのをずっと目を開けて見ていた。
それだけで瞑想になった。

寄せる波音
引いていく波音
近い波音
遠い波音

砂浜を走る足音
ウインドサーフィンの風を切る音

風は心地よく吹いて
ちょっときついぐらいの太陽の光
肌に触れる砂の感覚

特に、足裏の感覚は帰宅しても続いていた。
ぽかぽかとして
まるで砂風呂に入っていたような感覚。
砂風呂に入ったことはないけれど・・・。

どんな瞑想だったかと聞かれたら
ぽかぽかがずっと続く瞑想だったと答えるだろう。
体感覚も心も・・・
心って感覚なのかな?うーん!

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100日目から200日はあっという間だった。

最初の頃は仕事も入っていたから
仕事直前にマインドを整える
切り替える
その時間は
講座のセルフイメージを作るための
いい時間となっていた。

6月から9月まで
シンドイけど大切な仕事をやり抜いて
そのおかげで
来シーズンまでは
したいことだけをやっていていい。

整えたり
鼓舞したり
ことさらに何かのイメージを描いたり
わざわざ目的を持ったりしなくていい。

だから
やりたいことだけを目的にして
達成を楽しんでいる。

そういう毎日だと
瞑想でも
アハという覚醒からは遠ざかっていく。
たまにやってくるメモっておきたいような雑念
そこからも遠ざかっている。
特別な気付きもやってこない。

それでも
相変わらず雑念はやってきて、流れていく
それが途切れたとき
静かさに満たされる。
至福の時が訪れる。
それに満たされている。

目的のために
瞑想をするわけではないけれど
それが楽しみでやっている気がしていた。

過去形で書いたところを見ると
また、違う展開もありそうなのかな・・・。


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さて
海の瞑想は
200回を記念してリアルに会して
お互いを感じながら瞑想する
その場所が海であればいいなと・・・
いつもはオンラインで7人でやっている

一人でなら絶対に続いていなかったから
感謝しかない。

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海がきれいで最高のロケーションで
ランチが楽しい。
おしゃべりが楽しい。
美味しくてつい食べ過ぎる。
笑い声が耳に残っている。
笑う顔が目に浮かぶ。

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その中でも
圧倒的に楽しかったのは
この日の海の瞑想だった。

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300日に向けて話すはずが・・・
いろいろ飛んでいくのがご愛敬!
こんな時間がコロナ下では貴重なこと。
数か月前には許されなかった。

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100回は続けるという目的があって
200回は目的ではなくて結果があった。
300回は目指すことがある。

目的のためにする瞑想もある。
ただ、する瞑想もある。

すべては心のままに・・・。

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瞑想って何だろう?

200日を越えて
そのしつもんが日々深まる。

しばらくはそのしつもんを置き続けてみよう。

その答えは出す必要もないだろうけれど・・・。

200日目の
足裏のぽかぽかはいつまでもそこにあり続けている。
有難いなぁ~。


みんなに
ありがとうね。

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丹波にて元出雲から元伊勢へ

10/29、盟友まるちゃん企画のぽかぽかツアー
京都に4人集合してから亀岡へ
そこからはタクシーで出雲大神宮(いずもだいじんぐう)

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数年前に正式参拝もしている。
丹波国一宮。旧称は「出雲神社」
別称として「元出雲」や「千年宮」

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かの出雲大社の分離宮ではなく
丹波国風土記』によれば、「奈良朝のはじめ元明天皇和銅年中、大国主命御一柱のみを島根の杵築の地に遷す。すなわち今の出雲大社これなり。」ということ。

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そのことより、前回、訪ねた磐座が気になる。
縁が繋がっていて、また、呼ばれたようです。

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縁結びの神様には
「100人と書く一枚の自分史プロジェクト」にて
どうか100人とお繋ぎ下さいませ。

お見守りをお願いいたしました。

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ということは
必ず、またここに来るのか?
もう来ないという確信がなかったのは
そういうことかと今さら気付く。

100人のプロジェクトが完了した時は
お礼のお参りに行くことになるからだ。

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磐座は、台風などの影響で
そこに至る道中はしっかり姿を変えていましたが

懐かしいエネルギーはそのままでした。

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臨済宗東福寺派 安国寺。
足利尊氏の産湯の井戸が境内前にあり
出生の地という事で尊氏が創建されました。
かつては多くの塔頭支院があったようです。
江戸中期に至るまでに寺領を押領されてしまったそうです。
仏殿は農家風で珍しい。

ちょうど茅葺を葺き替え中でなければ
静かで素朴な情緒のあるお寺だったのではないでしょうか。

ちなみにアニメ一休さんの舞台でもあるということで
ひょんなことで予定外で寄ることができました。
僥倖でしかありません。

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10/30、二日目は元伊勢三社のうち豊受大神社(外宮)~皇大神社(内宮)

外宮はいきなり階段で少し行くと
丸太の原木のシンプルな鳥居(黒木の鳥居)
あれは結界ですね。
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全く修復していないわけではないものの少し荒れている感じがしました。
質素で人がいなくて静寂の地・・・。
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檜の大きな古木が旋回をしながら空に登っているのが白龍
杉の大木が真っすぐに天を衝くのが黒龍というのが印象的でした。
この木を繋ぐゾーンに浄いエネルギーが溜まっていたように・・・。
 
皇大神社(内宮)
お伊勢さんに決まるまではここも候補地だったようです。

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元出雲、元伊勢伝承の云々は別にして
ここに来たら、日本中のお宮さんにお参りできる。
地域の人々にとっては身近にあるお伊勢さんなんだなと・・・

広い境内に80からの小宮があって八方詣でをするそうです。
ゆかりのある神社があるかと一社ずつご挨拶しました。

 

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和泉式部の古色蒼然とした歌塚がありました。
丹後守の夫。娘は小式部
大江山いく野の道の遠ければ、まだふみも見ず天の橋立」
というあの有名な歌を詠みました。

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丹波·但馬·丹後とはどういう地なのだろうと興が湧きました。
参道には現在、何もなくて昭和の看板がそのままで昔日の面影はありませんでした。

鳥居前には「お餅屋」とか「お蕎麦屋」が無いとつらいなぁ・・・。
全く、何もなくて、今後、恨めしい記憶に繋がりそうです。

 

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1時間に1本しか電車が止まらない丹後鉄道は単線で
最寄りの駅は改札もなくて
細いホームを特急電車が猛スピードで通過していく駅です。

小春日和の田舎の駅でお腹を空かした女が4人・・・。

ここまでだと、反対に希少感が満載!
乗り鉄女の血が騒ぐものの、空腹には敵いませんでした。

ローカル線の旅には行動食を忘れてはいけないという
教訓でした。

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憧れのスローライフを楽しむ

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京都府綾部市農家民宿
ぽかぽかのうえんさんでスローライフを楽しむ

着いてやったことは
薪を見てボーっとしていただけ

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自家製のトゥルシー茶をいただいて
ただおしゃべりして
ただ、ご飯ができるのを待って

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ご飯ができたら
美味しい、美味しいねと
間引き大根やニンジンのきんぴら

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ただ焼いただけで美味しい野菜たち

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鍋のでっかい赤心大根がとろけてる
白菜の間引き菜がやさしくて
鍋がアツアツでふうふう

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美味しくて味わって
美味しいねと言いあって
新米の玄米が美味しくて
お代わりの土鍋のおこげの味が懐かしくて

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お野菜のスープがいただきたくて
飼い鶏の卵でとじた雑炊まで
土鍋もお皿も何もかも
みんなで空っぽに平らげました。

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そして
また、何もせず
薪ストーブのお守りしておしゃべりして
順番に五右衛門風呂に浸かって
十三夜の月を眺めて

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プロのマッサージを受けて
眠りにつくまでおしゃべりして
夜は更けました。

朝は雨・・・
それでも
昨夜の残りの湯で朝風呂をいただいて
ゆったりと瞑想する。

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薪ストーブのそばから離れられなくて
土鍋から上がる湯気を見守っていたら
あのご飯の炊ける匂いから焦げる匂い
それが火から下すタイミング
そんなことを見守っているのが心地よい・・・

薪ストーブの火のはぜる音を聴いてる瞑想

平飼いの鶏の卵の卵焼きや鮭に自家製梅干し
野菜たっぷりの自家製3年物味噌の味噌汁
全員がお約束のご飯のお代わり・・・

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出発するまで薪ストーブのそばでゆるゆる過ごす時間
何もしない夢のような時間
瞑想しているように空っぽになった。

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なにもしないっていい。
それを許せる時間はこうしないとできない
そこに課題がありそうです。

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雨が上がって
山際をガスが立ち上っていく
その時間にお二人に見送られて出発・・・

お世話になりました。

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何かをするのもいい
何もしないのもいい

ここにある日常が
私の非日常・・・

体も心も和んでいた。
時間を手放したら何がはいってくるんだろう?

 

 

虹の旅・・・49年ぶりの利尻・礼文島~利尻島

礼文島、香深港から
利尻島、鴛泊港へ渡るフェリー

稚内から島に渡るときは揺れなくても
島から島に渡るときは必ず揺れるらしい。

どうしても頂上を見せてくれない利尻岳
もう、また寝るしかない。

島を愛す

山高くして 夢があり
山高くして 歌がある
ここ最果ての 利尻よ礼文~♪

鴛泊に着くと流れてきた歌で目を覚ました。
懐かしくて、今でも歌える歌だ。
49年前に、一か月間ほっつき歩いた北の大地。
青春時代に引き戻される。

朝一番のフェリーで着いて
鴛泊YHに荷物を預けて
島のよろず屋さんみたいなところでパンを買って
水筒に水を入れて利尻岳を目指した。

10人ぐらいいた。
そして頂上を踏んだのが4人だった。

上高地から穂高を目指すより
海抜からだと標高差は大きい。

若かったとしか・・・。

標準行程時間10時間
8時に港について
下山していたら、海に陽が沈む。
すごく焦って下山したことが蘇る。

 

さて、この旅の利尻島
前回行きそびれた姫沼と
オタトマリ沼
沓形からの利尻岳の雄姿

 

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君をたずねて 姫沼悲し 我ら島を愛して 旅を行く~♪

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オタトマリ沼にもすっかり秋が来ています。

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沓形の利尻温泉がお宿、そこからの夕景
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とうとう頂上の雲がどいてくれなかったけれど・・・
赤く染まる利尻岳

何故、この山が心にずっと残っているのだろう。
串田孫一さんの日本100名山の第一座目であること。
それまでも山には登っていたけれど・・・
本格的に始めるきっかけになった山。

この山行がなければ
違う人生を歩んでいたかもしれない。

心を掴まれたそんな山だった。

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夕食は海の幸が並んだ。
今回はGOTOキャンペーンを利用している。
一人旅の団体ツアー
一人旅だけどひとりぼっちではない。
いい塩梅な一人具合に満足していた。

旅の喜びは人との出会い
一人旅同士が湯につかりふれあう。

食事は、コロナ対策故に、ソーシャルディスタンスを保ちつつ

一方方向を向いてのお食事だったけれど、それもよし~。

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夜のホテルの星空ツアーも嬉しい。
なんとこの宵は、月と火星の大接近が目の当たりに・・・

月影に現れる利尻岳のシルエットと傘雲と数々の星団
潮騒のうた。

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礼文島イカ釣り船の漁火

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朝焼けの海、有明の月
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朝のごちそう

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沓形岬公園を散策した。


ハマナスの残り花
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とうとう、てっぺんは見せてくれないのか・・・

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岬からは、ぐる~り120度以上はありそうなまるい水平線

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礼文島が一望できる

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時雨音羽といえば
定年まで勤めた会社の社歌の作詞者にこんなところで出会う。

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帰りのフェリーからノシャップ岬、サハリンをは目をこらすけれど見えず・・・。

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バスは稚内を出て、利尻を前方、右に見るころ
振り返ると岬の左方向にうっすらと島影を見る。サハリンだ。

真岡郵便電信局の女性電話交換手9人の最期(真岡郵便電信局事件)を書いた手記を

バスのガイドさんが読み上げてくれていた。

子どもの頃に本で読んだお話で
49年前に当地を訪れたときにも聞いていたことなのに・・・

すっかり忘れていた。
この旅でも、ガイドさんが話さなければ思い出しもしなかった。

皆さん、これが最後です。さようなら、さようなら

涙が止まらないでいたら
後ろからトントンと呼ばれて振り返ると
サハリンから虹が立っていた。

見るなり、すぐに消えた。
見せたい人に見せたらすぐに消えると聞いたことがある。

9人の乙女が、今、こうやって語ってくれてありがとう。
思い出してくれてありがとう。
そう知らせてくれているように思えた。


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この旅は虹を見る旅だったといえる。

旅に出る前に古くからの友人から借金を申し込まれた。
一度目は到底準備できない大きな金額だったので断ったが
二度目は貸した。
それが返却されないままに三度目・・・。
三度目は断った。
そして友人を一人失った。

そんなことがあって、この旅に出ることには抵抗があった。
キャンセルも効かないからと出てきた旅だった。
故に、テンションは嫌でも下がっていた。

この旅は、70歳、この歳でも仕事を頑張る私へのご褒美だった。
なのに・・・
何で、こんな気持ちで出なければならないのかと恨めしかった。

虹はそんな私を慰めて、旅の喜びを与えてくれた。
行くところ、行くところで虹が迎えてくれた。

ご褒美だよと・・・。

おかげで、しっかりと楽しめた。

虹と北の大地に感謝を!
出会ってくださった皆様に感謝を!


お楽しみ〆のエビ塩ラーメン!!千歳空港にて

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虹の旅・・・49年ぶりの利尻・礼文島への旅~礼文島

稚内港から一番のフェリーで礼文島香深港に向かう。

宗谷岬の向こうに見える島影がサハリン・樺太
ノシャップ岬を廻りこんで船は外洋に出る。

昨日は時化で欠航したという。
今日も揺れることは覚悟して
寝ることにする。

船内を歩こうにも、何かにつかまらないと歩けない。
手を離すと、正面の壁にたたきつけられる有様。

学生時代は2時間ずっとデッキで過ごした。
今よりもぐんと小さい船だったはず・・・。
海が凪いでいたのか、それともそれぐらい元気だったのか・・。

やっと、桟橋が見えてきた。
虹がくっきりとかかっている。
虹が歓迎してくれている。

また、虹が・・・。
まだまだ虹が立つ。そんな気がしていた。


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懐かしい元地海岸、桃岩、猫岩
YH桃岩荘

あの日、前日に登った利尻岳を眺めながら辿った
高山植物の咲き乱れるお花畑を思い出しながら・・・


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あの頃は、島を歩きまわった。
利尻岳を眺めながら歩いたお花畑の記憶はあるのに・・・
岬を廻った記憶がない・・・。

澄海岬もスコトン岬も?
たぶん、行ったはず・・・


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はまなすの実が・・・

ハマナスの花が咲くころにまた来れるかな?


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最北限の地スコトン岬、トド島

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昼食は金田岬に向かう道で
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花の季節に、しばらく逗留したいと願った。
その頃の思いが蘇る。

あの頃にできなかった名所めぐりができている
今、これはこれでいい旅をしている。


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虹の旅・・・49年ぶりの利尻・礼文島~稚内へ

3月から始まったコロナ自粛
よく頑張ってじっと我慢したし
仕事もしっかりした
この辺でご褒美をあげることにしました。

何がしたい?旅がしたい!
何処に行きたい?北がいい!
紅葉も始まっているかな?
ならば北海道、しかも北の果てに~。

10月5日7:55伊丹発、JAL便にて千歳へ

昔、鉄道で北上したルートを
千歳~砂川~留萌~小平~稚内までバスはひた走る
49年ぶりの稚内へ向けて

3日間、雨の予報でも、青空が広がっている。
海は時化て荒れている。

小平のニシン御殿で休憩。
明日の船は大丈夫だろうかと不安がよぎる。
果たして・・・。

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廃屋が続く晴れた道

開拓の歴史、自然との闘い、人々の暮らし

時化る日本海


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旅のお伴はいつも虹だった。

この虹は圧巻だった。

ここに来るまでの憂愁を吹き飛ばしてくれた。
旅を肯定してくれていた。

スケールまで写しきれないことが残念!バスの車中だしね・・・。

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利尻島が見えてから、夕陽が沈むまでたっぷり楽しむ。

窓側でないことが残念!!!

サロベツの原野からの利尻島に思わず心が躍る。

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49年ぶりの稚内に記憶の切れ端を捜しても見付からるはずもない。

北の果ての駅舎の風情はない。

駅から桟橋に向かう道に夥しい数の魚が落ちていた。
踏みたくなくて、よけて歩いた。気持が悪かった。
たぶん、この道だろうと思うけれど、そんな影もない。


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大正時代からの樺太航路の要衝としての稚内港を守る北海道遺産の北防波堤
昭和6年に北大を出たばかりの26歳の技師の青年が
設計し現場を指揮して建てたもの
ここにも歴史の遺産がある。
 

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求めていた記憶の欠片を見付けた。

昭和30年からやっているという鮨屋でおまかせで寿司をつまむ。

親父さんが同世代ぽい。
49年前の魚がばらまかれていた話をしてみた。

あの頃は魚がいくらでも獲れた。
トラックに山積みだったから
いくらでも落として行った。
魚は肥料にするしかなかったという話をこともなげに話す。

私と同じく一人旅の女性と
札幌から転勤でという若い人が一人で飲んでいた。
常連らしい男女。

「おひょうが揚がってたから買ってきた」
親父さんが最高のネタばかりで握るよと言う。
そういうお寿司が旨くないはずがない。
2皿目は、ウニ、いくら、数の子だった。

たぶん、しばらくは
この上をいくものには当たらないだろう。

旅の鉄板は
地元に古くからある店に行く!

ごちそうさまでした。


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旅の宿は、たぶん稚内最新のホテルだろう。
海に面していて、北防波堤ドームが見渡せた。

明日は、5時に出る。
利尻に向かう。

秋を迎えに

秋を迎えに
遠方よりの友とGO TOを利用して
京の東山三ケ寺を訪ねてきました。

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昨夜は
ライトアップされた智積院

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利休好みの庭でお月見

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13年ぶりに公開された重要文化財孔雀明王像」
長谷川等伯一門の国宝障壁画
堂本印象筆襖絵と特別だらけ~

9月1日にオープンした智積院の宿坊で「月見御膳」をいただきました。

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朝は
5時40分から金堂で勤行に参加して、護摩炊き勤行にも!
清々しさに満たされました。

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今日は
泉涌寺、御寺を訪ね、これまでどうして行っていないんだろうと・・・。
お約束の美しすぎる観音様がおられます。

ご本尊は釈迦如来阿弥陀如来弥勒如来の三世の仏様。
お堂の気が素晴らしくて、現在・過去・未来と心が広がっていく感覚がありました。

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降りていく道すがら塔頭を訪ねたら
まるで宇宙からやってきたかのような10mもの釈迦如来立像さま。

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「現世でも極楽、来世でも極楽」の即成院では時間が止まってしまって・・・。
オーケストラの仏さまがたの数奇な運命。
生涯下の世話になることのないようにお参りするお寺だったことすっかり忘れてましたが・・・。もしやこれって神ってたのかも・・・。

時間的に無理かと思った東福寺
GOTOのチケットでタクシーを使ってゴール!

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何だかみんな上手くいく~。

最後にひとこと。
関西にお越しの際は「智積院会館」のお泊り検索してみてくださいませ。

素晴らしいおもてなしのこころに心が洗われます。

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 レイラニママには、誘ってくださってありがとうね~

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