日々を丁寧に暮らして

ゆーすげのセカンドライフ

めでたさもほどほどのおらが誕生日

昨日1月7日は誕生日でした。

この世に生を受けた記念日ですが
この歳ですから
もうずいぶんと以前から 
さほどの感慨もなくて
嬉しくもなくて
少しだけどこかで淋しい感があるくらいです。
確実に終焉に向かっているのですから・・・。
でも、なんだか少し特別な気がする日です。

 

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子供の頃から、誕生日を派手に祝ってもらったことがありません。

1月7日っていうのがよくない。
何しろ明日から学校が始まる!
宿題が終っていないー。
書初めも書けていないー。

お誕生日!そんなどころじゃじゃないよー!

しかも、誕生日のご馳走は「七草粥」ですから。
「ご馳走食べ飽きたから、胃を休めよな」とか言われて
正月料理の残り物を始末させられていました。

可哀想過ぎましたよ。

おまけに、お年玉をあげてるからと
プレゼントもおざなりでした。

もっと違う日に生まれたかったと思いながら成長しました。(笑)

めでたさもほどほどの誕生日でした。

そのことを思うと今はいいです。(笑)

SNSではたくさんの人から優しい言葉を
これでもかとかけていただいています。

古事記を楽しむ会」では
ケーキをサプライズしていただいて祝っていただきました。

 

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娘たちから、早々に携帯ケース
息子からはカーペンターズのニューアルバム!
娘みたいに思っている友人からは暖かい靴下。

今は「おめでとう!」の一言だけで充分なのに・・・。
有難いことです。


歳をとるということ。
そのことを悲しいことだと思うような生き方をしてきたつもりはありません。

ですが・・・

母を看た時、老いることの悲しさを目の当たりにしました。
母を看る度に、目をそらしてはいけないけれど
見たくないものを突きつけられている気がしました。

これが自分たちの将来の姿?
最後はこうなるの?

長生きすれば
介助・介護を受けなければ人生を全う出来ない。
老いは誰にでも訪れる。

それは怖いことです。
怖いものがなかった頃のように
無邪気に誕生日を祝う気持ちにはなれなくなりました。

それでも、希望を失なわず
心が萎え落ち込んでも
また自分なりに立ち直ることができるようになりました。

それほどの時間があるわけではありません。
それゆえに
意欲のあるうちにしておきたいことをする。
そのことで楽しい日々を送っています。


今はますます
めでたさもほどほどの誕生日です。

 

みなさま
ありがとうございます。
もうしばらくお付き合いくださいませ。

 

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