日々を丁寧に暮らして

ゆーすげのセカンドライフ

下関までは行けない・・・

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広島には2度目
前回、初めて平和ドームを訪ねて
記念館を時間をかけて
その場所に身を置いてみました。
泣きながら、ひとつひとつ見て歩いたものです。

それまでは行くのが怖くて行けなかったのです。
やっと行けたあの日は暑い日でした。
記憶に焼け付くような暑さが伴ってきます。

今回は大学生への就職支援の仕事を終えて帰る道で
どうしても行きたくなって路面電車に飛び乗りました。

そしてその場で手を合わす。

最初に訪れたときの
問われるような苦しさはなくて

や、来てくれたのですね・・・
そう言われているような
懐かしいような不思議な感覚がありました。


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広島でのお仕事はいい感じで終了しました。

今回、東広島に行くと決まった時から
何かしら他にも課題があるように思えてならず・・・

ホテルにいる間も考えていました。

大学のスタッフさんと昼食をとっているとき
呉という名前が挙がったとき
呉にいくことだったんだと気が付きます。

それが勘違いだって、後で分かるのですが・・・

 

呉はかつての日本有数の軍港で
今は戦艦大和ミュージアムで有名な地。

どこでどう勘違いしたのか

中国大陸からの引き揚げ港が舞鶴
南方からの復員・引き揚げ港が呉だと
勝手に勘違いしてたのです。

実際には
呉は、その軍港地ということで
甚大な爆撃を受けていて
数年は使用できなかったということで
そんな史実はあり得ないという。

なぜ、呉に行こうと思ったのかというと
ハルマヘラから病院船で復員した父が
ここに帰ってきたと思ったからでした。

父の生還の物語を綴るときに
足跡を辿りたいと思いました。

その場に立って見えるものが必ずある。

 

確かめてみたら
下関の長府港にマラリアを病んで病院船で復員し
陸軍病院に数か月入院していたらしい。

 

下関なんだ・・・

そこまでは行けない。
今回は、日程もないこともあり
もう少し調べたうえで
出直すことにしました。

 

今回は平和ドームまで。

次も、案外早く来るような気がするのです。
下関を訪ねたら、きっと寄ります。

また来る日まで

どうか安らかにお休みください。

合掌


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