ねぎらいの自分史プロジェクト~瑞けきはお母さんの育児日記
ねぎらいプロジェクト
昨日スタートしました。
もうすぐ80歳になるお母さまに自分史を書いてもらいたい
というのが娘さんの願いでした。
お母さまは
子供のころからずっと日記を書いておられました。
書くことは大好きで
たくさん書くこともお持ちのようでした。
ただ、そういう方はたくさんおられても
大した事ないのに、自分史なんてよう書かんわ~
と蓋をしておられる方がほとんどです。
だから、初日は
お手伝いする私とのラポールをとることがゴールでした。
アイスブレーキングのために
魔法のカードを使ってみました。
今日はどんな日にしたい?
今のあなたの状態は?
本当は何がしたいの?
心の中を聴くように引いていただきました。
お母さんのカードは?
もうすぐひ孫が生まれるんだよね~。
ひ孫って贈り物だね~とか言いながら
娘さんからは
お母ちゃん、書いてその子たちに贈ってよ~
という声が聞こえるようでした。
カードがいい仕事をしてくれました。
何かに操られるように
自己開示が始まり
お母さんは話し出して
止まらなくなりました。
余りにも
抱えたものが多すぎて・・・
手放してもいいのではないかと
つい他人事ながら思うわけですから、
そりゃ、娘さんが思うのも無理もない。
書くことによって、楽になってほしいなと心から思いました。
ねぎらいを受け取ってはれへん。
誰もが自分で自分をねぎらうことができるのが一番だと・・・。
育児日記を見せていただきました。
了解をいただいて
掲載させていただいています。
こういうのを瑞けき筆跡というのでしょうか。
溢れる母の想いが心を打ちます。
私の方が言葉を失いました。
こんなに言葉を持っている人なんだって・・・
質問シートを使って娘さんがインタビューして
書いてもらう。
録音したものを聴いてもらって
また、書いてもらうのが一番いい。
母とむすめの恩讐を超えて
書く人はやはり書く人。
今すぐには書けないけれど
きっと、書きたくなる日が来るような気がしています。
コツコツと書き続けること。
ただコツコツと…
スタートに当たって大切なことを教えていただきました。
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今、記憶遺産をツナグために書いています。
書くことが
父やあの時代に大切なものを守るために戦って散った人
再び立ち上がるために生き切った人
そういう人たちへのねぎらいになることに気が付いたのです。
「ねぎらいの家族史・自分史・〇〇史」を書く
同じ思いの人が書く、書いてあげる、そのお手伝いをする。
戦争だけではなくて
復興を担ってきた人も
そのあとも、それぞれの場で多くの人が
精いっぱい生きてきてくれたから、今私たちがいる。
ねぎらいが鎮魂となる。
それをしながら
私は自分の「ねぎらいの自分史」を綴っていこうと思うのです。
そして、次世代におくる。
時代の波に飲み込まれないうちに。
来月のお知らせです。