日々を丁寧に暮らして

ゆーすげのセカンドライフ

映画「日々是好日」観てきました。

映画を見ました。

「日々是好日」

 

清々しい映画でした。

 

四季折々の庭のたたずまい

茶花

お軸

お道具

お茶菓子

樹木希林さんの渋めのお着物

見ていて飽きませんでした。

 

とても地味な素材を

丁寧に描いたいい作品でした。

 

ただ

やはり本の方がやっぱりいい。

 

映画のように流れないから

読みたいペースで読める。

監督さんやカメラさんのフレームが入っていない

自分のフレームで味わえる。

 

茶道を22〜25歳まで習っていて

結婚しても続けたくて

新築の家の客間には

炉を切ってもらったのですが…

 生活するので精一杯

お稽古代が捻出できなくて

諦めました。    

 

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15年前に、本に出会って

心の平安を求めて読みました。

 

読み終わって

本に出てくる

武田先生の居住まいが

お稽古していた時の森下先生と被って

また、お稽古を始めたくたりました。

 

まさに

成人した子どもたちには

手もお金もかからなくなり

自分に時間とお金を

かけられる時期が来ていましたが・・・

 

天下茶屋のお宅に訪ねました。

森下先生は足を悪くされて

お茶のお稽古は辞めておられました。

 

お茶は諦めて

お作法のお稽古にいくことにしました。

それと並行して

キャリアカウンセラーの資格取得のために学び始めました。

いずれも会社勤めをしながらでした。

 

定年退職後は

心理カウンセラーとしての学びと

心理の世界にどっぷり・・・。

仕事のことで頭はいつもいっぱいで・・・

 

そして

今一区切りを迎えて

これまでの経験と学びの積み重ねて

またやりたくなる。

 

お茶の精神世界に惹かれてやまないのです。

お茶の心理学

五感と浄化

瞑想

 

若いころに型をやっていたことの

意味が今ならするすると入ってきそうです。

 

この廻り道があって

ここに至る。

 

この映画のヒロインのようにね。(笑)

 

本は

何度も読み返す。

時を経て読み返す。

 

咀嚼して、咀嚼して

どろどろになってやっと

のみ込むことができて

初めて栄養になって血となり肉となる。

 

でも

映画は映画・・・

誰かの視点

その制作者の感性に流されるのもいいものです。

 

映画は

10歳の時に親に連れられて映画を観たところから始まります。

その時は

何も受け取れずに

大人になって始めてその良さに気づくという

メタファが埋め込まれていました。

 

まさに

心理を学び

心の深さを見詰めてきた今だから・・・。

 

まずは

ゆるゆるとお茶をいただきにお稽古にいくことを

来年のビジョンに入れておこうと思っています。(笑)

 

映画は

お茶の精神世界に心を惹かれる人にはお薦めします!!

誠実に美を描いています。

 

本の感想はこちらでも書きました。

teinei-life.hatenablog.com